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脱毛器を使った後の風呂(入浴)がいけないのはなぜ?

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脱毛後に入浴はしてはいけないって言われるけど何で?

脱毛器の取扱い説明書や、サロンで店員さんに「脱毛後の入浴はしないでください」と言われたことのある人は多いと思います。では何故入浴してはいけないのか…?ま、大丈夫か!と思って入浴してしまうと危険かもしれません。

脱毛後のお肌はどんな状態?

レーザー脱毛や光脱毛は、皮下の体毛や毛根に熱を与えることによって、毛の生まれてくる組織を弱らせ、発毛を抑制したり、毛が見えないくらいに薄くしていく(見た目には生えていないくらいに見える)というものです。

脱毛機器の熱は体の奥までは到達しないので、「骨や内臓は大丈夫?」などの心配はいりません。しかし、脱毛の際に発生する熱には、毛根を弱らせる程度の威力がありますから、脱毛した直後の部位は「ごく軽い炎症状態」と考えるとイメージしやすいかと思います。

ほとんどの人は、脱毛直後に毛穴周辺にごく軽度の炎症が起こります。熱っぽくヒリヒリしたり、脱毛部位が赤くなったり、少しむくんだりします。これが「ごく軽い炎症状態」です。これらの「熱感、痛み、赤み、腫れ」の4つの兆候を、医学的に「ケルススの4主徴」と言って健全な生体の防御反応が起こっている証拠ですので心配いりません。

この症状の程度に応じて、施術最後に脱毛部位を冷やすなどしてクールダウンのケアまでしてもらえると思いますが帰宅してからが肝心です。炎症が完全に治まる前に、誤って体の正常な防御反応を妨げるようなことをすると、肌の回復を遅らせたり、確率は低いとはいえ、合併症を引き起こしてしまうことがあるからです。

例えば、バリア機能の低下した脱毛直後の毛穴に、なんらかの原因で雑菌が侵入したりすると、毛膿炎(もうのうえん)という、ニキビのような化膿したできものが発生することがあります。男性のあご下のヒゲや、Vラインの脱毛後に起こりやすい傾向があります。

適切なホームケア

その点「入浴」は、ご家庭の浴室の状態にもよりますが、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。しかも、体が温まって毛穴が開きますので、浴槽の雑菌が、敏感な毛穴に入る可能性が普段より高まります。また、脱毛部位を温めすぎると、炎症が長引くことがありますので、「当日の入浴はダメ。シャワーで済ませる」という説明が、トラブル回避のためには適切なホームケア指導、ということになるのです。

脱毛する人は、毛がなくなれば良いだけではないはずです。脱毛後の「美しく滑らかな肌」を期待されているはずですよね。そのためには、初期段階でのケアが大切です。

補足すると、脱毛部位をゴシゴシこするように洗ったりするのも厳禁です。神経質になる必要はありませんが、お湯で流すか、気になるようでしたら石鹸の泡を手にとって撫でるようにして、ぬるめのお湯で洗い流しましょう。

脱毛直後の肌は、傷ついている敏感な状態であると理解して、うっかり入浴してしまわないよう、また、タオルでゴシゴシこすったりしないよう、いたわってあげましょうね。

肌に問題がなければ、脱毛翌日からの入浴は可能です。

もし異常を感じたら、速やかに脱毛を受けたサロンや医療機関で相談するようにしてください。

脱毛器を使うなら入浴後の方が良い

先に述べたように脱毛器は入浴前に使うと脱毛で弱った肌に追い討ちをかけることになり兼ねません。ただ、いくら脱毛のためとはいえ、お風呂に入れないというのもキツイですよね。そんな方は脱毛器を使う前にお風呂を済ませてしまうのがオススメです。

お風呂で体を綺麗にしてから脱毛することは脱毛時にダメージを受けた箇所に雑菌が入り込むのを防ぐ働きもあるため体を綺麗にしてから脱毛するのはむしろ良いことです。

ただし、入浴直後は肌が熱を持っていてデリケートな状態です。ネットの掲示板などの体験談でも入浴直後に脱毛器を使った方は「ヒリヒリした」や「ヤケドをした」というような口コミもありましたので注意が必要です。

入浴後に脱毛をするなら季節にもよりますが最低でも入浴後數十分は間隔をあけてから開始するようにしましょう。

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