家庭用脱毛器で購入やネットで検索される頻度が高いケノンとトリア。どちらを買おうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな方に向け、ケノンとトリアの両方を所有している管理人がケノンとトリアの違いを徹底的に洗い出し、結局ケノンとトリアではどちらが良いのか?をお教えしたいと思います。
ケノンとトリアで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【比較表】ケノンとトリアの特徴を一覧で比較
項目 | ケノン | トリア |
---|---|---|
照射方式 | フラッシュ式 | レーザー式 |
照射範囲 | 最大3.7mm×2.5mm | 直径8mmの円 |
寿命 | カートリッジ最大100万発 | 本体充電最大500回 |
カートリッジ | 交換可 | 交換不可 |
原産国 | 日本 | アメリカ |
販売国 | 日本 | 日本・韓国・アメリカ イギリス・スペイン・ドイツ |
照射スピード | 3~5数秒ごと | 1秒ごと |
保証 | 1年保証 別途5年の有料保証あり |
2年保証 30日間は返金にも対応 |
価格 | 69800円(税込) | 4X:54800円(税込) プレシジョン:36800円(税込) |
URL | https://ケノン.jp/ | http://www.triabeauty.co.jp/ |
以上、ざっくりと一覧表で比較してみました。表には載っていませんが、これ以外にも電源がケノンでは使用時に本体から出るコードをコンセントに繋ぐコンセント式ですがトリアは事前に充電しておき、使用時にはコンセント接続の必要がない充電式です。
ケノンとトリアの最も大きな違いはフラッシュ式かレーザー式か
フラッシュ式脱毛器である「ケノン」は光(フラッシュ)を毛根を当てることによって毛を生えにくくする効果があります。一方のトリアは「レーザー式」と呼ばれるタイプで名前の通り、ダイオードレーザーを毛根に当てることにより毛を生えにくくする効果があります。レーザー式と聞くと医療脱毛のように永久脱毛を想像される方もいるとは思いますが家庭用のレーザー出力レベルであるトリアではサロン同様に永久脱毛はできません。
ケノンで脱毛した後は、肌にダメージ(ダメージといっても傷などがつくわけではありません。真冬に肌が突っ張ったような乾燥した状態になる程度)がある状態のため保湿をしっかりする必要があります。
また、ケノン照射後は肌が敏感になっている状態のため、湯船に浸かるなどの菌に接する可能性のあることは避けた方が無難とされています。(風呂上がりに脱毛すればお風呂に入らない日を作る必要がないためおすすめです。)
トリアをはじめとするレーザー脱毛はレーザーがメラニン色素のみに働き掛けるためケノンよりも乾燥の程度が低く、人によっては保湿は不要です。ただ、少なからず肌にダメージを与えていることには代わりがないので湯船に浸かる等の肌が菌に触れる場面は極力避けた方が良いでしょう。
また、後述しているようにトリアはケノンよりも痛みを非常に強く感じます。照射後、クリームなどを塗った方がクリームの温度(冷たさ)やマッサージ効果で痛みが和らぐと個人的に感じました。
なお、表の「寿命」の部分にある通り、ケノンは照射口であるカートリッジを交換するだけで何度でも使用できますがトリアは充電式の使い捨ての脱毛器で使用頻度にもよりますが最大で500回程度の充電が使用限度とされています。
家庭用脱毛器のケノンとトリアの使い方や注意点の違い
自宅で簡単にできる家庭用脱毛器。ケノン説明書、トリア説明書などから、使い方や注意しなければいけない点の違いを比べてみます。
使用前の準備の違い
ケノンもトリアも脱毛前にはカミソリやシェーバーなどで除毛しておく必要があります。トリアは毛を抜いたりしなければ脱毛の直前の除毛でも問題ありませんがケノンの場合は少し見えているくらいの方が効果が高くなる傾向があるため、脱毛の直前ではなく前日や前々日などにあらかじめ除毛しておく必要があります。
また、ケノンは照射前には保冷剤で十分に冷却させることが推奨されていますがトリアでは推奨されていません。ただし、脱毛前に肌を冷やすことにより痛みを軽減させることができますのでトリアを使う方でも必要があれば保冷剤を使用することもあります。
どちらもほくろや傷には照射不可
ケノンでもトリアでもほくろや唇など色の濃い部分には照射することができませんので、それらの部分を避けならがら脱毛する必要があります。
ホクロの避け方は色々ありますが、オーソドックスなのが「ほくろの避け方」でも紹介したシールを使った方法です。しかし、一回一回ほくろにシールを貼って照射していると面倒ですので可能であればホクロの部分だけうまく避けながら照射したいのが本心です。
ほくろが多いとシールも沢山用意しなければなりませんので大変ですがトリアであれば照射範囲がケノンの1/10程度ですので容易に避けながら照射することができます。
付属品の違い
ケノンとトリアでは購入時の付属品などにどのような違いがあるのでしょうか?
ケノンの付属品
- 説明書
- 保冷剤
- 専用メガネ
- 電源コード
- 眉毛脱毛器
- プレミアム(長寿命)
- ストロングカートリッジ(剛毛対応)
- エクストララージ(広範囲)
- スキンケア美顔カートリッジ
トリアの付属品
- 説明書
- 電源コード
ケノンは付属品が盛り沢山で機能的にも大きな差
ご覧のように付属品に関しては良くも悪くもケノンを購入すると色々な付属品が付いていることがわかります。ケノンは脱毛器の中でもかなり多機能な機種でカートリッジを交換することによって、様々なニーズに応えれるようになっています。
また、上の表にはありませんがケノン本体の蓋の裏側は鏡になっていますのでケノン使用時は別途鏡を用意する必要がないのもありがたいですね。
一方のトリアはケノンとは真逆で付属品は説明書と電源コードのみというシンプルさ。必要最低限のものしかないですが脱毛したいだけの人には問題ないかと思います。ただ、どこを照射したかわからなくなってしまったらりホクロの部分を避けるためにも鏡は各自用意した方が良いかもしれません。
ケノンとトリアではどっちが効果ある?
結論から言うと古くからのロングセラーですし両方ともある程度の期間使い続ければ確かな効果を実感できる可能性は高いです。
もちろん、人間には毛周期というものがあり、一定の期間で体毛が入れ替わります。そのため、一回の照射だけでは現在見えている毛に対してしかアプローチできませんので一定の期間を置いて前回照射できなかった毛が生えたタイミングで再度照射を行う必要があります。
これはサロンや医療用などどんなに効果のある脱毛器でも一回きりで脱毛が完了してしまうことはなく、必ず一定の期間が必要となります。両方ともそれなりに時間は掛かることは変わりません。
結論を言うとケノンでもトリアでも両方とも効果ありますが、脱毛が完了するまでには双方それなりに時間が掛かります。ただし、強いて言うならばややトリアの方がレーザー式ですので実感できるのは早いように思います。続けやすさや予算、照射したい箇所のほくろの数などで選ぶと良いでしょう。
どっちがいい?実際に使用してみた違い
ここからは私が実際にケノンとトリアの両方を使った中でそれぞれの違いを項目毎にまとめてみました。
使い勝手は一長一短
ケノンは直感的に操作できて照射自体も非常に簡単です。ただし、照射時に放たれる強い光が目に悪影響を及ぼす恐れがあるため付属の専用メガネ(サングラス)をかける必要があります。また、脱毛器はどれも照射面と肌との間に隙間があると照射されないのですがケノンは照射面積が広いため指の毛の脱毛など細かい部分の脱毛は非常に難しいです。
一方のトリアも脱毛器の中では直感的な操作ができ、照射自体もとても簡単な方です。ただし、ケノンより1回に照射できる範囲が狭いのでケノンだと難しかった細かな部分の脱毛に適している反面、身体全体に照射するのに多くの時間が必要となります。
照射範囲はケノンと比べるとかなり小さな面積ですがその分照射スピードが早く、一回一回ボタンを押す必要がないため高速でサクサク照射することができます。
痛みや熱さの少なさはケノンが圧勝
ケノンの照射レベルはレベル1~レベル10の10段階ありますが照射レベル1~7は痛みや熱さはそんなに感じません。特にレベル1に関しては本当に「ただ光るだけ」といった感じで冷やさなくても無痛です。レベル5以上は冷やさないと痛みを感じるようになりますがレベル7までは照射箇所をしっかり冷せばほぼ無痛で脱毛することができます。
照射レベル8~10になると幹部を事前に冷やしていても多少の熱さを感じ、人によっては熱さが痛みに感じることもあるでしょう。ケノンは本当に痛みが少ないので基本剛毛な箇所でも5以下で使うことはほぼありません。痛みが強い箇所は7か8でそれ以外の箇所はレベル10でバシバシ使える感じです。
一方のトリアは照射レベルは5段階ありますが、2以降は相応の痛みを感じます。ケノンが熱さ=痛みであるのに対し、ゴムや針で皮膚を突かれるような痛みです。ケノン同様に冷やせば痛みは薄れますがレベル1でない限り冷やしても痛みを感じることになります。
ただ、ケノンもトリアも照射を繰り返して毛が薄くなってくると痛みを感じにくくなってきます。ですのではじめのうちはひたすら我慢ということになります。
また、照射部分が毛の太い(剛毛)箇所や皮膚が薄い(ワキなど)箇所だと特に痛みが感じやすくなりますので部分ごとにレベル調整すると良いでしょう。
使用頻度はトリアが優勢
ケノンは1回使用したら1週間程度休んでから再照射。また、ケノンは一回の照射でも肌が乾燥するような感覚がありますが、それを続けて行うとさらに乾燥など皮膚への影響が出てくる可能性があります。
実際に私が数日間連続で使用したい際は目立った悪影響はありませんでしたが、1度の使用でも乾燥がひどいので特に肌が乾燥しがちな方は続けて使用することはおすすめしません。
一方のトリアはケノンよりも乾燥の程度は浅いので、続けて使用することは可能です。ただし、照射できる範囲が狭いので一回一回の作業に時間がかかります。私の場合は痛みが強いので続けて使用する気にならないことが多かったです。
レーザー式の方が早く効果が出る傾向があるので急ぎで脱毛効果が実感したい方にはトリアがいいでしょう。
髭(ヒゲ)に使うならケノンかトリアか?
ケノンもトリアも髭(ヒゲ)への照射は可能です。髭部分は剛毛で痛みが強い部分ですのでケノンとトリアのどちらを使ってもそれなりの痛みが伴う可能性があります。特にレーザー式のトリアはフラッシュ式のケノンよりも痛みが強いため初めて使用する際は必ずレベル1(最大レベル5)から使用するようにしましょう。
個人的な感想になりますが痛みの感覚でいうと髭脱毛に関してはケノンのレベル8(最大レベル10)がトリアの1くらいの痛みに感じます。
照射前にしっかりと冷やすことによってある程度痛みを抑えることができますので必ず使用前にはキンキンに冷えた保冷剤を用意しておくようにしましょう。
また、ケノンとトリア両方とも照射面が肌と完全に密着していないと安全装置が働いてしまい照射されません。ケノンには3種類のカートリッジが付属されていますがどれも比較的照射範囲が広めで口と鼻の間部分に使用する際は隙間ができて綺麗に照射するのはかなり難しいです。
その点、トリアは照射面が小指の先程度しかないため鼻の下など細かな部分の脱毛には最適です。全身の脱毛も行うならケノン、鼻の下や口の周りなどの脱毛を考えているのであればトリアがおすすめです。
VIOに使うならケノンかトリアか?
ケノンもトリアもVIOの中でもVラインへの照射は可能な点は同じです。ただ、髭と同じく、Vラインの毛は剛毛で痛みが強い部分ですのでケノンとトリアのどちらを使ってもそれなりの痛みが伴う可能性が高いです。トリアはケノンよりも痛みが強いため初めて使用する際は必ずレベル1(最大レベル5)から使用するようにしてください。
女性にとってはデリケートゾーンを冷やしたくは無いですが、脱毛箇所の部分のみ冷やしてから照射することで痛みを最小限に押さえることができます。
また、どちらの脱毛器も照射面は肌に完全に密着させなければ照射することができません。ケノンは照射面が広いため関節部分であるVIOへの使用時は肌との間に隙間ができてしまいなかなか照射することができず煩わしい思いをする可能性があります。その点、トリアは照射面積がケノンの10/1程度ですので細かい部分などへの照射が得意な機種です。
ちなみに私がケノンでVIO脱毛したい際は、出力レベル3程度であれば冷やす必要も無かったですし、照射時の熱さもそんなに感じませんでした。ただ、レベル8よりは効果が現れにくくなりますね。(私はレベル3で思ったより効果がありませんでした。)
ちなみにトリアはレベル1でも痛みが強いです。照射範囲も狭いので非効率なのでVラインまでしか使わないのであればケノンがおすすめです。
IラインとOラインはは照射するには見えにくい部分であり、粘膜も近いので避けた方がいいと個人的には思っています。また、肌色も黒くくすんでいることがほとんどですので、色的に照射できないことが多いと考えられます。ケノンにもトリアにも説明書に照射できる肌の色の色見本がありますので自分の肌の色と照らし合わせてください。
結局ケノンとトリアどっちがおすすめ?
ここまで両者の違いを並べてきましたが、改めてそれぞれの主な違いを振り返ってみましょう。ケノンかトリア、どっちがいいのか自分にあった良さを確認してみてください。
ケノンがおすすめの人
- フラッシュ式で痛みが少ない
- 照射範囲が広く1回1回の脱毛に手間がかからない
- 一回のチャージ時間が長い
- 寿命となる耐久回数が多いため長く使える
- 充電する手間がないため好きな時に使える
- トリアよりも価格が15000円ほど高い
- 照射範囲が広めで細かな部分の脱毛には不向き
- 効果は実感できるがレーザー式ケノンよりもややスピードに劣る
「時間はかかってもいいから手軽で痛くない脱毛がしたい。」「手軽にずっと使いたい」「脱毛器での脱毛を日頃のスキンケアの一つにした」そんな方にはケノンがおすすめです。
また、ケノンは家庭用脱毛器の中でも比較的高価な部類ですがその分、カートリッジ照射回数の耐久寿命も多く設定されており長く使えるようになっています。
また、トリアはカートリッジの交換などができませんがケノンはカートリッジを交換することによって様々なモードにすることができます。その一つにスキンモードと呼ばれる美肌効果に期待できるモードがあります。
↑合ってる?どういった理屈で美肌になるのか理屈わからないから入れた方が良ければ入れて。エクストラやラージ、ストロングについても何かあれば
他にもほくろの周りや吹き出物、ニキビ、傷の周りといった脱毛しにくい場所があったとしてもまゆ毛(眉毛)脱毛器でカバーすることができるなどケノンには他の脱毛器にはない魅力的な機能が搭載されています。
※ケノン最新バージョンにまゆ毛ピンセット機能は付いていません
トリアがおすすめの人
- フラッシュ式ケノンより効果が出るのが早い
- フラッシュ式のケノンよりレーザー式なので痛みが強い
- カートリッジは交換できず使い捨て
- 照射範囲が狭いので照射回数が多くなる
- 照射範囲が狭いので細かい場所にも使える
- 次の照射までの時間が短くサクサク照射できる
- 照射時に専用メガネが不要
- ケノンより肌への負担が少ない
- 価格はケノンより15000円ほど安い
- コンセントに繋ぐ必要がないので好きな場所で使える
一方のトリアですがケノンと比べるとややデメリットが多いように感じます。しかし、そんな中ケノンではなくトリアを選ぶ方が一定数いるのはやはりレーザー式ならではの効きの良さを求めている方が多いからであると思います。
確かに私自身が使った感想としてもフレッシュ式であるケノンよりもレーザー式のトリアの方がやや脱毛効果が得られるのは早いように感じました。
しかし、それも早いというだけであって所詮ははじめの数カ月の違いだけの違いあって、毛が薄くなってからはほとんど同じです。むしろ、ケノンの方が痛くないので気持ち的に負担がなく気負いせず続けることができました。
以上のことから長期的に使いたい方や総合的にはケノンの方がおすすめですが「少しでも早く毛を減らしたい」という方にはトリアの方がおすすめと言えるでしょう。
【まとめ】ケノンかトリアかは総合的に選ぶ
ケノンもトリアも効果のほどは人によりますが長期的な目線で見てればどちらもそれなりの効果は実感できます。長く使うことを前提に考えれば剛毛だったら痛みの少ないケノンを。少々痛みに強く、薄毛なのでという人ならトリアを選ぶという選択もありでしょう。
また、ホクロの多さや毛の太さなどの体質的な面から毛が太い人は痛みが強くなりがちですので痛みの弱いケノンを。ホクロの多い人はホクロを避けながら照射しやすいトリアを。という具合に自分の体質から選ぶのも一つの手です。
私自身は元々ケノンを持っていましたがプレゼントでトリアを貰ったため、ケノンとトリアの両方とも所有していますが、照射範囲が広いケノンを脚や腕に使い、指や脚や腕の中でケノンでうまくできていないところにトリアを使用しています。
効果ですが、3ヶ月(照射6回)ほどで毛の生えるのが少し薄くなってきたかな?という具合です。効果も少しずつなので自分ではなかなか気付きにくいものですが薄くなっているのが実感できているので後は続けるのみです。
費用的な面から私のようにケノンとトリアを両方使うのは難しいとは思いますが自分の体質や求めるものから総合的に判断すると良いかと思います。